当社のAI研修ってどんな感じ?経験者も未経験者も一緒にやってみました

先月、本社に社員が集まってAIハンズオン研修を開催しました。

ウェビナーではなく、あえて全員が同じ場所に集まる形にしたのですが、

結果的にかなりの盛り上がりを見せてくれました。

AIを使った開発は、エンジニアの仕事を大きく変えつつあります。

これからこの業界を目指す方にとっては、

「未経験の自分でもついていけるのかな?」

と不安になる話題かもしれません。

そこで今回は、当社がAIとどう向き合っているのか、

そしてAIを使ったことがない人は、研修でどんな様子だったのか。

そのあたりをメインにレポートしていきたいと思います。

今回の研修の概要

  • テーマ:仕様駆動開発実践(Cursorを使用したグループ開発)
  • 開催場所:本社(対面)
  • 内容:AI開発の講義、個人ハンズオン、3人チームでの開発実践

参加者はすでに現場でAIエディターを使っているメンバーと、まったく使ったことがないメンバー、そして今回は非エンジニアの社員です。

経験もスキルもバラバラの人が、同じ場所で同じ課題に取り組みました。

※「ハンズオン」とは、講義を聞くだけでなく、実際に手を動かして体験する形式の研修のことです。

仕様駆動開発ってなに?

今回のテーマは「仕様駆動開発」です。

少しとっつきにくい名前ですが、考え方はシンプルです。

いきなりAIにプログラムを書かせるのではなく、先に「何を作るか」を文章でしっかり決めてから作る

という進め方です。

家を建てる前に設計図を描く、というイメージが近いかもしれません。

その設計図(仕様)を人間とAIが相談しながら作って、

実際にプログラムを書く作業はAIが担当します。

「AIが書いてくれるなら、エンジニアの仕事はなくなるのでは?」

と思う方もいるかもしれません。

ただ実際にやってみると逆で、

「何を作るべきか」を考える力が、これまで以上に大事になると感じています。

これはプログラミングの知識が少ない未経験の方でも、

身につけていける力だと私は思っています。

実際に最近はこういったAIを駆使してWEBサイト、アプリを開発する非エンジニアの方が増えてきました。個人的には非常に刺激になって面白い時代と感じています笑

当日は何をやったのか

まずはAIエージェントを触ってみる

最初の課題は、Cursorというツールに「TODOアプリを作って」とお願いするだけのシンプルなものです。

※Cursorは、AIが組み込まれたプログラムを書くためのエディタ(ツール)です。

指示を出すとAIが自分でファイルを確認し、プログラムを書きアプリを動かしてくれます。

さらに「Planモード」を選択すると、AIから「画面はWebとコンソールのどちらにしますか?」

等と質問を返してくれて、計画を立ててから作り始めます。

まるでOJTのような感覚で作業を進めている感覚でした。

3人チームで経費申請アプリを改修

メインの課題は、すでにある経費申請アプリの機能改修を3人チームで分担して行うものです。

仕様駆動なのでまずやるのはプログラムではなく、仕様書の更新です。

仕様を直してそれをもとにAIに実装してもらい、

また仕様に戻って「意図通りにできているか」を確認する。

この流れをチームで体験してもらいました。

参加者の反応

「ここまでできるのか」

すでにAIエディターを使っているメンバーは、仕様駆動という進め方に対して「なるほど」という反応でした。よりAIを使いこなすイメージが付いたように感じました。

一方、まったく使っていなかったメンバーは、「ここまでできるのか」とかなり感動している様子でした。

その反応を見て私は研修大成功だな・・!

とニヤニヤしていました笑

非エンジニアでも1機能改修できた

今回密かに注目していたのがここです。

非エンジニアの社員にも参加してもらい、どこまでできるかを見てみました。

結果、ベテランエンジニアのサポートは必要でしたが、

時間内に1機能の改修を完了することができました。

数年前なら、プログラミング未経験の人が数時間で既存アプリの機能を改修するなんて、

考えられなかったと思います。

ただ、一人で進めるのはまだ難しい

今回はサポートがあったから完了できたというのが実際のところです。

  • そもそも開発環境(ツールを使える状態)が整っていないと始められない
  • 専門用語の意味が分からず、AIの返答や仕様書の内容で手が止まってしまう

AIがプログラムを書いてくれても、

環境を整えること、出てきた言葉を理解すること、適切な指示を与えることは、

まだ人間側の役割として残っています。

ここは未経験の方が一番つまずきやすいポイントだと思います。

実際今回の研修でも、分からないところはその場でベテランエンジニアに聞きながら進めていました。

その為今後はより一層若手への研修や、フォロー体制が重要になっていくと感じています。

もともと当社は研修やフォロー体制には力を入れていますが、

より一層注力しなければならないと実感しています。

今回の研修もその一環です。

懇親会も大盛況

研修の後は、懇親会を開催しました!

こちらもほぼ全員が参加してくれて、非常に楽しい時間でした!

研修で同じチームになった人、普段は別のプロジェクトにいる人、

みんなが楽しそうにしている光景は、対面で集まった意味があったなと感じました。

(私も10年前にプロジェクトで一緒だった人と今回久々に飲めました。その人がボソッと「楽しいなぁ~」と呟いており、やっぱり対面の良さもあるよなとしみじみと思いました笑)

いくつか前の記事でも書きましたが、

「誰とやるか」

は本当に大切だと思っています。

こうして気軽に話せる雰囲気も、当社の良いところの一つです。

研修を終えて思うこと

AIを使った開発は、これから避けて通れないと思います。

今回未経験の人でも、非エンジニアの人でも、

AIの力を借りれば形にできることが分かりました。

私自身、21歳でまったくの未経験からこの業界に入りました。

当時はAIなんてありませんでしたが、

分からないことを周りの人に聞きながら、少しずつできることを増やしてきたと思います。

道具は変わっても、周りに聞きながら学んでいくという部分は変わらないのかもしれません。

AIがプログラムを書いてくれる時代だからこそ、

何を作るか、どうやって作るかを考えられる人が大切になります。

この記事を読んでくださっている未経験の方にも、

ぜひそんな視点を持って、この業界に飛び込んでもらえたら嬉しいです。